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アカイロ/ロマンス 5

アカイロ/ロマンス 5
aka-05.png
藤原裕 電撃文庫

衝撃の急展開。
物語は二転三転し、次々と伏線が回収されていく。
既刊の中で一番面白かったかな。
冒頭では秋津依紗子のモノローグ。
ここで読者には、いままで人間なのか鈴鹿なのか微妙だった依紗子の正体が人間であるとはっきりする。

物語序盤は、供子や巳代の心情なども描かれており、これがまた、なかなか面白い。
恨みや憎しみが世界を歪ませているとして、その感情に身を任せる巳代と、世界を歪ませているのは愛だと説く供子。
供子のこの発言も、後からしてみれば、全ての事態の原因を示唆していたのだ。
その巳代は、結局供子と依紗子が仕組んだ罠にかかって「つうれん」によって殺されてしまう。

つうれんを失い、繁栄派の反乱があって里を焼かれた日に、母が姉の木春を殺している場面を思い出し、もはや全てを失った枯葉だが、そんな枯葉を元気づけるために景介は枯葉を待ちへと連れ出す。

そしてそれを尾行する木陰野、型羽、檻江、棺奈。
お約束の展開で、いい雰囲気になってきたところで、発見されるのだが、この時の檻江のナチュラルボケに笑った^^;

だが、そんな日常の一コマも終わり、その直後には、あのべらぼうに強かった木陰野の両親が、あっさりと何者かに殺されてしまっている。
しかも、母親の方は「つうれん」で。

その後、依紗子に呼び出されて、決戦に望む景介達だが、そこで思わぬ人物に出会うことになる。
敗北したかに見えた供子が呼び出したのは、反乱の夜に殺されたはずの枯葉の姉「木春」だった。

・・・・・・・・・・・
というわけで、今巻は物語が二転三転の急展開。
6巻で終了ということを考えればまさに山場というところ。
今まで張られていた伏線が、次から次へと明らかにされ、途切れていた意図が繋がっていく様は見事の一言に尽きる。

実は反乱の首謀者は「木春」であり、枯葉の母は、それに気がついて木春を殺そうとしたが、果たせなかった。
そして、逃げおおせた枯葉が景介と出会った。
その景介は、幼い頃に、枯葉に似た子に出会っている。
それは枯葉ではなく、木春だった。
そして、木春はずっと景介との約束を想い、それを果たすために全てを仕組んだのだ。

秋津依紗子は単にその流れに乗って自分の目的を果たそうとしていたに過ぎなかった。

なんとも、いろいろと素晴らしい人間関係ですね^^;
ようするに

秋津依紗子・・・・・人間。景介狙い。
灰原・・・・・人間。(死亡)景介狙い。
枯葉・・・・鈴鹿。景介狙い。(灰原と一心同体?)
木春・・・鈴鹿。景介狙い。(全ての黒幕)

景介モテモテですね(笑

しかもずっと探していた景介の姉は、実はもう死んでいて、それが棺奈だったとか。
今巻は非常にいろいろと楽しい展開でしたが、
それにしても一つ不満があるとすれば、あのあっけない秋津依紗子の死ですか。
あれだけ圧倒的な存在感をもちながら、あれだけ物語を引っかき回しながらあの結末とは・・・・・
結局狂言回しのような役回りでしかなかったとか・・・・

木春を出すわけにはいかないので、いかにも暗躍しているような役回りのキャラが必要だった。
それが人間、秋津依紗子だった。
依紗子によって、序盤から終盤まで物語は進行していく。
そして、木春が出てきたので、もう木春の代わりの進行役、秋津依紗子には退場していただかなくてはならなくなった。
なんというか・・・・・この存在感ありまくりの依紗子がこうもあっけなく退場してしまったのが非常に残念。
人間・秋津依紗子は、もっと狡猾に立ち回るんじゃないかと、最後の最後まで期待してしまったのですが・・・・

ただ、今度は秋津を殺してしまった景介は、このことを引きずることになるだろうから、死んで尚、物語に影響は与えそうですが。
・・・・・・いや、どうなのかな?(ーー;)
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コメント

No title

今更ですが、このほどようやく読了しました。
良いですね~
「ルナティックムーン」シリーズの1巻で切ってしまった作者で、「アカイロ/ロマンス」シリーズで鈴鹿伝説を扱うと知って久方ぶりに読んでいますけど、実に上手くなったと思います。

伏線大回収でしたが、
 ・神楽の目的
 ・篠田医師の目的
が明かされていないので、これらは最終巻までお預けですね。
神楽がこのまま何も無しでフェードアウトするとは思えないので、一波乱はあるかと。・・・ただ、神楽の手駒になれるキャラクターがいないんですよね。やっぱフェードアウト?

で、秋津依紗子は素晴らしいキャラでした。
ただ、思った以上に景介一筋というか、もっと暗躍してくれると思っていたのですが・・・ 巳代を倒して終わりだったのがやや意外。ただ、彼女としては目的を果たせたのかな?、とも思います。
私はバタフライナイフを出した瞬間
 相打ち狙い=心中
だと思ったのですが、外れてしまいました。

あとは、蔵物の元ネタが気になりますよね。
 しらぬえ→鵺
 ものぬしの杖→大蛇 「物主」(侍大将)ではなかった・・・
 かみらの枝→吸血鬼
 ぎゅうきの牙→牛鬼
が判明していますが、あとはよくわかりません。
 からばの魔眼→不明
 廻りじんろう→人狼?
 たまも喰らい→玉藻の前
 ことり車→?
 かしゃ狂い→火車?
 白銀りょうげ→?
 あぎょうの琴→?

ほとんどわかりませんね~
お判りのものがあればお教え頂けると幸いです(^^;

  • 2009/09/21(月) 22:17:33 |
  • URL |
  • オジオン #-
  • [ 編集 ]

No title

今巻は次々と伏線が回収されていく様が実に心地よかったです。
無理なく、それでいて急展開というか、非常に上手く感じましたね。

>神楽
秋津依紗子が神楽の手駒でしたが、結局裏で神楽と木春(もしくは供子?)とが繋がっていて、依紗子はそれに利用されていただけ・・・?
という解釈をしています。
そうなると、もう神楽の役目は終わったのかなと。
ただ、このまま終わってしまうのもあまりにもな気がするので、まだよく分からない部分がありますね。

>依紗子
最後の最後までなにか深い考えがあるのだろうと思って読んでいたのですが、まさかあのまま死んでしまうとは思いませんでした^^;
もうちょっと暗躍して欲しかったですね。

>篠田医師
個人的には夭の病気を治すのが目的で、供子にそそのかされて木春に協力したと考えています。
つうれんの力があればそれが可能なようなことを確かどこかに書かれていたような。

>蔵物
・からばの魔眼
吸血鬼のように西洋出身でもokなら、メデューサ、ゴーゴン、バジリクス系の妖怪ではと思っています。

・白銀りょうげ
扇子、かまいたちを起すことが出来るということで、
第1候補が「かまいたち」
第2候補が「天狗」・・・?
白銀山と天狗沢に何か関連が・・・
ちょっと苦しいですけど^^;

・あぎょうの琴
仁王像の「阿形」のことではないかと思いましたが・・・
琴との関連性が不明な上に、さすがに仁王を蔵物に・・・ってのはないですよね(-_-;)

他は想像もつきません。

  • 2009/09/22(火) 12:03:52 |
  • URL |
  • 木陰(南斗) #leF2ecbc
  • [ 編集 ]

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