QLOOKアクセス解析

徒然なるままに・・・

長い間お世話になりました。当ブログは閉鎖いたしました。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

銀河英雄伝説1 黎明編

ginga01.jpg 
銀河英雄伝説1 黎明編
田中芳樹/徳間書店
※絶版
今手に入れるなら東京創元社の創元SF文庫版かな?


今なお色褪せることのない、名作中の名作。
あらすじ
銀河連邦成立後、人類は目覚ましい発展を遂げてきた。
だが、やがてその発展も停滞し、民主共和制は自浄能力を失い、利権や政争のみに触手を動かす衆愚政治と化していった。
人類社会全体に漂う倦怠と停滞。
そして民衆は力強い指導者の登場を望んだ。
その期待に応えるかのように現れたのがルドルフ・フォン・ゴールデンバウムであった。
彼は民衆の期待に応え、その豪腕によって様々な問題を解決し、民衆はそんな彼に拍手喝采を送り、次々と権限を与えた。
そして、気がつけば彼は独裁者となり、宇宙暦310年、銀河帝国が誕生した。
多くの人々が間違いに気づいた時は、もう手遅れであった。

そして時を経て、アーレ・ハイネセンとその仲間の共和主義者達が銀河帝国の厳しい監視をかいくぐり、長征一万光年と呼ばれる長旅の末に、まだ銀河帝国の支配の及ばない新天地に辿り着き、自由惑星同盟が成立。

数世紀後、対立する二つの陣営に、それぞれ一人ずつ、英雄が登場した。
銀河帝国には、ラインハルト・フォン・ローエングラム、そして自由惑星同盟には、ヤン・ウェンリー。
宇宙暦796年、二人の英雄はアスターテ星域で相まみえることとなった・・・・



感想
感想です。
考察とか、評論とか、そんな深いことは出来ないですし、もういくらでもそういうサイトはあるので、ひたすら感想です^^;
そっちのほうが自由に感じたままにかけますし。

あらすじとして書いた部分は、序章の概略みたいなものです。
この後も、作中に何度も出てくるのですが「民衆が独裁者を生み出した」「独裁者は登場させる側により多くの責任がある」というのがこの作品の根幹にあるのかな?
民主主義が抱えている、笑えない矛盾。

これは、自由惑星同盟側にもあって、この巻中では、民衆によって選ばれた評議会の政治家達が、政権の維持と選挙のために、無謀な出兵をごり押しして、数千万の人々を犠牲にする、取り返しのつかない大敗を招きます。

この巻ではないですが、ある意味悪役として立ち回る議長・トリューニヒトも、そうした民主政治の矛盾を痛烈に皮肉っている等、一貫してそうした矛盾にスポットを当てている。
まあ、それであえて、あらすじでその部分を持ってきたのですけどね。


が、そんな難しいことはおいといても、SFらしい宇宙艦隊同士のダイナミックな戦闘シーン。
やがて皇帝となるラインハルトと、その彼の前に民主共和制最後の砦として立ちはだかるヤン・ウェンリーとの駆け引きや対決など、読んでいてわくわくハラハラするような余裕が満載。
まあ、色々な意味であらゆるツボを押さえた作品。
最初に読んだ時は、夢中になって何度も読み返したものですが、今になって読み返すと、忘れている部分が多く、また「ああ、この時私はこう思ったんだな」と思い出せて、読み直してよかったかなとか思ったり。
忘れていたものを思い出したような、そんないい気分です。


ところで徳間書店版って、調べてみたら初版は1982年。
実に30年近くの時を経ても、まだ尚色褪せることのない名作。

いったい私の持っているのは第何版なのだろう・・・?
巻末見ても何も載っていないですし。

・・・・うん、ところでなんで急にこんな昔の本を今更もちあげるのかというと、いつもの気まぐれで、急に読みたくなって、読んだら感想の一つでも書きたくなったという、ただそれだけの理由ですが。
今更感満載なので、次巻の感想があるのかどうかは分かりません。
というか、今改めて読むと、この感だけでも全巻に渡って作者が言っていることがほぼ埋め込まれていますね。

もう本の端が黄ばんできてしまっていて、保管をどうしようか、真剣に悩む^^;
スポンサーサイト

コメント

No title

自分の中で名作中の名作だ、大好きな作品だと思えるものはいつ読んでもいいですね~。
私も今日、お気に入りの漫画を読み返していて、元気を貰えました。

作品は読んだことがありませんが、この作家さんの名前自体はそこここで目にしたことがあります。どの方も絶賛でした。
ただ難点は完結作品が少ないところ、って話だったんですが、これはどうなんでしょうか。
面白くてしょうがないのに続刊が出ないっていうのは……つまらない作品を掴まされた時よりも、はるかにきつそうですね(笑)。

  • 2010/11/30(火) 22:25:14 |
  • URL |
  • SET #ekI9GEUo
  • [ 編集 ]

No title

単純な事実誤認に基づく記述(軍事費について、「国家予算に占める割合」と「GDP比」を混同していたっぽい?)や、明らかに無理のある場面(ヴァーミリオン会戦時に、ハイネセンが降伏したとしてもヤン艦隊に停戦命令が届くのか非常に疑問)があったりしましたが、名作なのは間違いないですね。
ややステレオタイプのキャラクターが多かったり(特に女性は良妻賢母型か破滅型かにほぼ二分される)、モチーフとした歴史上の人物があからさますぎて苦笑させられたりなどしましたが、それでも
 「面白かった」
と胸を張って言えるエンタテインメントでした。
・・・その後の、田中先生の凋落ぶりを考えると、先生の才能はこの「銀河英雄伝説」と後の中国歴史短編小説群で尽き果てたな、と感じさせられる次第です。

  • 2010/12/01(水) 00:29:04 |
  • URL |
  • オジオン #-
  • [ 編集 ]

No title

■SETさん
この作者さんの作品は確かに未完だらけなんですよね^^;
ただ、この作品は本編はきちんと完結しています。
外伝のみ、出ていないものがあるようですが、外伝はなくても本編にはなんの支障もないので問題ありません。
まあ、本編読み終わった後に外伝を読むとニヤリと出来る場面があるかな?くらいで。

この作品を気に入るかどうかは結局は好みの問題ですが、ファンとしては、気になったなら是非一度は読んで欲しいと、イチオシしたいほどの名作です。


■オジオンさん
>ヴァーミリオン
停戦命令もそうなのですが、もし届いたとしても、あんな勢いのある場面で綺麗に戦闘停止とはならずに、勢い余ってそのまま片がついてしまいそうなものだと感じたことはあります。

ただ、物語としてはあの場面はヤン・ウェンリーの人となりを現すのに非常に重要な場面でしたから、フィクションとしてはありな演出だったのかなとは思います。

>ステレオタイプ
田中作品にはそのてのキャラが多いいですね。
ただ、それでも当時の文章力と構想力はそれを補って余りあるもので、そういったキャラにもなんらかのフォローも入っていたので、それほど気にならなかったのですが・・・

後年は、おっしゃるとおり、ずいぶん別人のようになってしまいました。
昔は本当に名作を連発していたのですけどね。

  • 2010/12/01(水) 18:07:58 |
  • URL |
  • 木陰(南斗) #leF2ecbc
  • [ 編集 ]

No title

アルスラーン戦記も忘れないであげて下さい。
現在もまだ継続中の作品ですし(笑)

  • 2010/12/02(木) 23:51:57 |
  • URL |
  • 山南 飛龍 #-
  • [ 編集 ]

No title

アルスラーン戦記もありましたね。
あれは第一部はよかったというか、あれで完結かと思ったら、第二部があって、そっちがなかなか進んでいないようで^^;
第二部途中までは読んだ記憶があるのですが。

  • 2010/12/03(金) 22:29:51 |
  • URL |
  • 木陰(南斗) #leF2ecbc
  • [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://seasons3000.blog89.fc2.com/tb.php/1914-e45da371
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。