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徒然なるままに・・・

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空の境界(下)

最後に彼は答えに辿り着いた。
(中略)
「つまるところ、自分さえ生まれなければ、世界(ワタシ)はこんなにも平和だった」
嬉しくて、楽しくて、玄霧皐月は笑った。
そんなことになんの意味があったのかわからない。
ただ、一つだけ。
この長い時間の中、彼は初めて、自分が笑っているのだと実感できた。

とうわけで、『空の境界(下)』ようやく、読み終わりました。

k2.jpg
この下巻は前回も書いたとおり、上巻からの続きから始まる。
前回書いているので省略するが、序盤の宗蓮達との死闘は読み応えがあるものだった。

そして中盤には幹也の妹の鮮花(一応橙子の弟子)がメインになる物語が入るが、統一言語師(マスター・オブ・バベル)玄霧皐月やらが出てきたり、幹也のとても普通とは思えない情報収集力がこれでもかと発揮されたりと、なかなか目が離せない。
ちなみに鮮花の立ち位置は、月姫の秋葉に近いでしょうか。
性格もそっくりな気が。
もっとも、幹也と鮮花は実の兄弟なので、より困った人なわけですが^^;

基本的には序盤の宗蓮との対決以外には、派手な展開はなく、どちらかというと、心理描写や物語メインの展開になっていく。
そして「忘却録音」ではそれが成功しているが、ちょっと統一言語師・玄霧皐月はくどかった。
いえ長い台詞と理屈ばかりで・・・・・読み疲れそうになったというか^^;
そしてその存在の大きさのわりに、実にあっけない死。
それが逆になんとも印象深かった。
冒頭の文章は、最後の描写を引用しました。

そして最後には再来した殺人鬼と対決するが、基本的に強敵と戦うとかいうものでもない。
やはり、登場人物の葛藤や心理描写がメイン。
ここで物語の謎がほぼ解ける。

しかし、どの物語も根幹は荒耶宗蓮に繋がっているようだ。
宗蓮が死んだ後の物語も、統一言語師にしても、再来した殺人鬼にしても、基本的には死んだ宗蓮の計画の影響が、式や幹也たちを振り回している。

ただ、序盤にクライマックスが来てしまった感もなくはない。
これが伝奇バトルものだったら、ちょっと後半の展開は困るが、バトルものと言うよりは、式と幹也の物語なのでこれでいいのだろう。
そして、なんといってもあのまま幹也死んでしまったのか!?
と、思ったら、ちゃんと助かってハッピー(?)エンドになったので、最後は救われた。
読後感は、ここまでならよかったが・・・・
最後の「空の境界」がまた理屈と長い台詞ばかりで・・・・・・・これが根幹といえば根幹なので仕方がない気もするのですが、なにか「おわった~」と清々しい気持ちでいたら、まだ続きがあって、長々と説教喰らった気分でした^^;

総合すると、面白い作品でしたね。
好みはかなり激しく別れそうですが、内容は濃かったです。
惜しいのは、上巻でついていけなくなる人が結構いるのではないかということですか。
下巻がそこいらのプロが書いたものより断然面白いだけに、惜しいです。

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